香川県善通寺市の特産「四角スイカ」の出荷が始まり、高松市内町の高松三越で展示されている。
一辺が約18センチの立方体で、重さは8キロほど。ソフトボールほどの大きさになったスイカを、鉄枠付きの四角いプラスチックケースに入れて育てる。約50年前から観賞用に栽培されているが、熟す前に収穫するので甘みに乏しく、食用には向いていないという。
スイカは少雨に適した作物で、今年は春から初夏にかけて雨が少なかったので出来栄えが良く、昨年より100個ほど多い約600個を出荷する。東京や京阪神の卸売会社に1個1万円ほどで販売される。
「善通寺産四角スイカ」として6月、地名を冠した作物の品質を保証する「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。県内の農産品が登録されたのは「香川小原紅早生(おばらべにわせ)みかん」に続き2例目になる。(平岡春人、添田樹紀)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル